さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2010年03月11日

札幌管区気象台サイエンスカフェ

先週末の6日、紀伊國屋書店札幌本店で標記の催しが開かれました。副題は「地震・津波のさいえんす」。サイエンスカフェとは、市民と研究者が飲み物を飲みながら気軽に科学を学ぼうという催しです。
会場は100名以上の市民と気象台のスタッフで一杯でした。STVのテレビも入っていました。

先月の27日にチリで発生した地震により28日には日本の太平洋側各地に津波が到着し被害も出ました。北海道では根室市で1メートル、釧路市で70センチの津波を観測しました。地震により津波が起きる仕組みと津波の特徴など知りたいと思い参加しました。

北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センターの谷岡勇一郎教授が図解しながら分かりやすく解説しました。特に津波の伝播の様子を動画で示されたので津波のエネルギーの大きさに驚きました。津波の伝わる速さは水深が深いところほど早く、沿岸付近で急激に高くなるなどよく分かりました。
気象台地震情報官の山本剛靖さんは「津波の性質を正しく理解していれば警報・注意報の意味を理解して納得して避難行動に移れる」と語りかけていました。

参加者には受付で質問票が渡されたので、自分も聞きたいと思っていたことを質問しました。他の人の質問も参考になりました。
気象庁は津波警報・注意報の意味を市民に分かりやすく説明するとともに、市民は過去の経験だけに頼らず津波を正しく理解し避難行動を適切にできるようにしたいものです。
  


Posted by 中嶋 at 13:44Comments(0)中嶋