さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2010年05月24日

北海道合唱団のロシア民謡とユーラシアの歌をたずねて

昨日、標記の音楽会が札幌サンプラザコンサートホールで開かれました。ほぼ毎年春にロシア民謡と歌曲を堪能できるので楽しみにしている音楽会です。ロシアの大自然を彷彿させる曲、人々の生活の喜びや悲しみなどを歌った曲が調和の取れた美しい混声合唱で歌われました。男性は女性よりも少ないもののしっかりと響いてきたのはさすがです。ステージ衣装は3回も着替えられ目も楽しませてくれました。

今年の特徴は、①前半の2部8曲がアカペラ、伴奏に頼らない生の人の声だけのハーモニーもいいものです。②ロシア民謡を3曲もロシア語で歌う。

客演指揮者で声楽家の中川速男さんが、客席から会場中に響き渡る声で歌いながら登場したのにはびっくりしました。一人の声量に圧倒されました。トークは気さくで楽しく客先から笑い声も起きました。ロシア民謡は時代や状況によって歌詞やメロディを変えてもいいことを知りました。中川さんの熱心な指導で合唱団がスペルや発音に苦戦しながらも原語のうたに挑戦されたことに敬意を表したいと思います。特にブォルガの舩曵歌は近づいて遠のいていく遠近感や漕ぎ手の力強さが伝わってきました。ロシア人の歌に近づけたと思います。

後半の3部7曲はピアノ伴奏付きでアムール河の波などバラエティに富んだ曲を曲想に合わせて歌っていました。
最後は木内宏治さんの指揮で灯火を全員合唱しました。リハビリ中の木内さんのしっかりした指揮に涙ぐむ人もいました。来年も楽しみにしています。  


Posted by 中嶋 at 20:53Comments(0)中嶋