さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2010年06月14日

南沢地区防災訓練

 昨日はジリジリとした暑い日差しの中、札幌市の主催によりエイト公園で標記の訓練が行われました。この訓練は、今年の3月に南沢地区が札幌市で始めて土砂災害警戒区域に指定されたことを受けて開催されたものです。
 10:00過ぎに公園に着くと、町内会毎に防災用のヘルメットを被り、担架を持参して談笑していました。当町内会からも10名以上の方が参加しました。消防職員や団員、札幌市の職員もそれぞれの作業衣姿で待機していました。消防車とヘリコプターが訓練を知らせるために地域を巡回した後、消防職員が担架の作り方、被災者を乗せての運び方を実践的に指導してくれました。その後、町内会毎に整列して避難先の南の沢小学校まで歩いて行きました。東海大学の学生ボランティアも駆けつけ、車椅子の介助をしてくれました。小学校のグラウンドでは小型無線防災ヘリコプターの展示とフライトの実演がありました。人が近づけない危険箇所を空撮するそうです。
 体育館では防災の講演会が行われました。新谷北大名誉教授は①夜の避難の難しさ、②宅地造成前の川造りの大切さ、③住民の自主的な判断・監視と防災機関等との連携について。開発局、札幌市、気象台からは、南沢川の砂防堰堤・游砂地の整備状況、避難注意報と警報の違いや入手法などについて。説明がありました。質疑応答で、砂防堰堤や游砂地に溜った流木や土砂を取り除く予算はついていないことが分かりました。住民の安全を守るためには、作るだけでなく、当初の機能を果たせるように保守管理をきちんとやってもらいたいと思います。
 今回の防災訓練を受けて、連合町内会で自主防災対策と他機関との連携のあり方について活発な議論と行動をとってゆければと思います。  


Posted by 中嶋 at 15:06Comments(0)中嶋