さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2011年05月08日

東海大学公開講座「山菜観察と試食会」

昨日、標記の講座が東海大学の札幌キャンパスで開催されました。どんよりとした空模様にもかかわらず今年も100名以上の人が参加しました。大半は中高年者ですが、小さい子供を連れた家族もいました。また南区緑苑大学(高齢者の生涯学習教室)などの団体も毎年参加しています。学生時代の友達が今年も麻布から駆けつけてきました。どなたも動きやすい出で立ちで、カラフルなリュックサックを背負った人もいました。如何に楽しみにしていたかが分かります。

昨年の教訓から今年は傷害保険を掛けたそうです。その張本人は自分で怪我して東海大学のスタッフや友達に大変な迷惑を掛けてしまいました。保険のおかげで主催者、参加者とも安心できると思います。

西村副学長の案内で実習林に入って行きました。山菜が見つかるたびにハンドマイクで解説してくれました。大勢の人が行列を作っているので後ろの人には聞こえませんが、見知らぬ人にも「これ何ていう花」、「これ食べられるの」と気軽に尋ねていました。オオイタドリの枯れた大きな茎の根元に赤みを帯びた5、6cmのふっくらした芽が出ていたのでそれを採りました。群生しているエゾエンゴサクのコバルトブルーは鮮やかで、大勢の人が散らばって夢中で採っていました。落葉のふかふかしたじゅうたんは気持ちが良く、踏みしめながら坂道を下りていくと、ギュウジャニンニクに出会いました。毎年参加していますが、ギュウジャニンニクに出会ったのは初めてで感激しました。説明されないと普通の草のように見えましたが、種から植えると6年経たなければ食べられないという貴重な山菜です。
帰りは登り坂でいい運動になりました。最後に参加者全員の記念写真を撮ってもらいました。
採ってきた山菜は用意された大ざるに仕分け天婦羅にされるのを待ちます。

教室で西村副学長が北海道の山菜と見間違え易い山菜について、カラーの映像で比較して示してくれたのでとても分かりやすかった。花が咲けば区別できるものもありますが、それまでは区別が難しそうです。

食堂の試食会ではお弁当の他に、大皿に山盛りに盛られた揚げたての山菜の天婦羅を好きなだけ取って頂きました。北国の春の味覚を存分に味わいました。
  


Posted by 中嶋 at 14:17Comments(0)