さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2012年01月02日

第3次札幌まちづくり計画のパブリックコメントの結果

自分も15件の意見を提出した標記の結果が12月20日に公表され、計画は策定されました。それによると意見提出者は132人(団体を含む)、意見総数は300件(その内、類似意見は68件)。五つの政策、300の事業に対して最も多く寄せられた意見は子育て関係で35%を占めています。今回は小中学生向けのパンフレットを全小中学校に配布し429人から意見が提出されたとのことです。

パブリックコメントの結果は意見毎に「意見の概要」と「市の考え方」を並べて示していました。計画の事業内容は1事業につき1~4行の短文にまとめているので、事業の必要性、効果、妥当性などが十分に示されていないものもあるように思いました。主な意見は、①支援や利便性の向上、②お金をかけない、③現状認識を十分に、④具体化、⑤現状の制度や利用状況などの周知、⑥制度や助成が十分に機能しているかの検証、⑦新たな取組みの提案、など。それらに対する市の考え方は、①詳しい説明、②必要性、効果、妥当性の説明、③利用者負担の軽減につながるように制度の見直し、④質の向上に努める、⑤今後の施策の参考、⑥別の計画で参考、など。

意見の中に名称のイメージが良くないものとして、認可外保育施設の「認可外」、心のサポータの「心」が挙がっていました。なにげなく受け取っていましたが、サービスを受ける立場の人に細やかな配慮が求められていることに気付きました。市で名称変更について検討するそうです。
また、避難場環境整備についての質問「賞味期限切れ備蓄品の扱い」に対して「賞味期限が切れる1年前に、総合防災訓練の参加者に配布するなど、家庭内備蓄の啓発用として有効活用している」と回答が得られ安心しました。そのことを知らない人にも周知してもらいたいと思います。

市の考え方について疑問点もあるので、更に意見交換が出来る仕組みを作って相互理解を深めよりよい事業にしていけたらと切望します。また、事業内容の説明は、①なぜ必要か、②何をするのか、③どんな効果が得られるか、④対象者はどういう人達か、⑤市が行うことの意義や役割、などを押さえて、短文で説明しきれない部分は、補足資料で参照できるようにしてもらえるとありがたいです。

パブリックコメントのうち計画に反映されたのは10件、そのうちの1件は自分の意見で用語に注釈が付け加えられました。他の9件もほとんどは分かりやすくするための修正でした。
引き続いて、どのように実行されていくのか見守っていきたいと思います。

  


Posted by 中嶋 at 16:46Comments(0)中嶋