さぽろぐ

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2013年07月14日

歌い手も感動した「襟裳の森の物語」

 6月29日、木内宏治追悼作品コンサートに満員のお客さんを迎えることができて嬉しかった。
昨年10月の準備会、その後4回の実行委員会に参加して、木内さんの幅広い作品を多くの人に紹介して楽しんでもらうため、選曲と演出等に知恵を出し合った。
 合同演奏曲は木内さんの代表作「襟裳の森の物語」に決まった。合同練習会の指揮者は精力的に指揮してくれた。練習量や音楽レベルも異なる人達をまとめるのは大変だったと思う。20名程の男声パートの中で歌っていると、伸びやかで逞しい男声のハーモニーのるつぼにいる心地よさと正確な音取りを身近に感じた。合同練習で足りない分はCDを何度も何度も聴いて覚え、なんとか暗譜できるまでになった。

 当日の合同演奏のリハーサルで始めて全員が揃った。児童が練習会のときの2倍の30名になったのには驚いた。120名の歌い手が3段の壇上にびっしり並ぶと人いきれで暑い。本番はすごいことになりそうだ。
 合同演奏に参加する人達は、休憩に入ると直ぐ控え室に行き衣装替え。120名の参加者が一斉に着替えるのでごったがえしていた。黒スーツ、黒蝶ネクタイの正装で歌うのは始めて、黒蝶ネクタイなんてしたこともない。見るに見かねた方が手伝ってくれた。
 司会者が「襟裳の森の物語」が生まれた経緯を紹介した後、演奏が始まった。「ブーンブーン」というムックリの素朴で深い音色が静まり返った場内に鳴り響く。ピアノ伴奏が加わり、指揮者が渾身の力を振り絞って指揮をすると、自分の横や後からだけでなく前からもしっかりした声が聴こえてくる。その声を聞きながら思いっきり歌った。
ダイナミックなピアノ伴奏、役者さんの気持ちのこもった独白、哀愁を帯びたチェロ、素朴なムックリ と一体となった合唱は、歌いこむほどに歴史絵巻を見るような壮大な植林事業を合唱組曲にした木内さんの熱い思いが伝わってきて、感動しながら歌うようになった。終章「人・地球、そして緑に幸あれ」の「人々の喜びと誇りに幸あれ」というフレーズにくると、緑を蘇らせた人々に天国にいる木内さんが「良く頑張った」と称えている気がして泣けてくる。
 打ち上げ交流会で、「温かい心のこもったいい演奏会だった」と嬉しい感想をもらい嬉しかった。
これからも木内さんの作品を歌い継いでいきたい。  


Posted by 中嶋 at 19:31Comments(0)中嶋