さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2013年10月31日

5年越しの出版

「音楽家木内宏治さんの歩み」の出版がやっと実現しようとしている。昨日の印刷会社との打ち合わせで作業工程が出てきた。組み見本確認、初校正、再校正、印刷・製本と進み、12月中旬に納品。
5年前にインタビューの書起こしを始めてから、紆余曲折を経て出版の目処が立つところまでこぎつけた。今年になってから、関係者で3回の見直しをかけ、修正だけでなく、新たに寄稿をお願いしたり、歩みを年表形式にまとめたりと、内容の充実を図ってきた。それにあわせて載せる写真やイラストも選出し直した。これで最終版と思っていたが、印刷会社の担当者から説明が足りない所(関係者は省略された内容でも分かるが、関係者で無い人には分からない)など指摘された。第三者の目、印刷のプロの目を通す必要性やありがたさが分かった。使用した写真は古いものが多く、コピーしたものもある。担当者はコピーしたものでなく、ネガデータやプリントしたものの方が綺麗に印刷できるとアドバイスしてくれたので、現物のプリントを探したり、精度が高いスキャン・コピーをしたりして、できるだけのことをした。
予算の関係もあってカラー印刷でなくモノクロ印刷にしようとしたが、これだけはカラーにしたいという写真が何枚もあり悩んでいたが、口絵方式にすると中間ぐらいの予算になることを提案された。A5版の場合、一折32頁になるので、8頁まとめてカラーにできるというのだ。本文にあった10枚程度のカラー写真が口絵に移動するので、本文から口絵に飛ぶことになるのではないかと危惧したが、口絵の写真が本文本体の導入部となって、そのまま読み続けられることが分かった。思いつかなかった提案に感心した。表紙と本トビラのカラーと質感は色見本のカードから選んだが、その種類の多さに驚いた。本つくりのノウハウが蓄積され、客の要望に応えてくれる。完成が待ち遠しい。  


Posted by 中嶋 at 16:54Comments(0)中嶋