さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

ログインヘルプ


2014年05月13日

町内会の潤滑剤だった隣人の逝去

昨夜、隣人の通夜が厳かに行われた。葬儀場には町内会の人を含めて100名以上が参列し、お世話になった故人に感謝と追悼の意を表した。私もカミさんと参列したが、会場一杯の参列者に驚いた。これも故人の人徳の賜物と思われる。
定年を機に10年前に横浜から南沢に引っ越してきたときから亡くなる数日前まで、気さくに声をかけてくれたり、相談にのってくれたりした。
転居して1年もたたない時期に町内会の役員の順番がきた。町内会のことは何も分からないから辞退しようと思ったが、役員をすると町内会のことが分かるようになるからと勧めてくれた。実際、その通りだった。町内会がどんなことをどのようにやっているかが分かっただけでなく、顔見知りもできた。また、月1回の役員会のときは会場まで自家用車に乗せて頂いた。初めて町内会の総会に参加したとき、知らない人が多く気後れしていると、隣の席に来てくれたりと気をつかってくれた。町内会の春と秋の大掃除のときも、重い排水溝の汚泥が入った袋を一緒に運んでくれたり、自宅のホースで水をまき綺麗にしてくれた。柔らかな表情で誰にも気軽に話しかけるので、いつも人の輪ができていた。カミさんがベランダで布団叩きをしていたとき、大きな声で叱られたこともあったそうだ。
絵画は教えていたほど上手だったので、個展に何度も行かさせていただいた。どのキャンバスも優しい温かな温もりが感じられた。
また、夫婦仲がとても良く、雪かきや散歩などいつも二人でしていた。
そんな隣人に巡り合えて幸せだった。ありがとうございました。これからは、故人に見習ってできることをしていきたい。合掌!  


Posted by 中嶋 at 12:14Comments(0)中嶋