坂の町南沢

３月３日のＮＨＫスペシャルは、２０１１年３月１１日の東日本大震災で
発生した「黒い津波」の知られざる実像に迫った。
津波は海水の塊が押し寄せるものだと思っていたが、見たこともない黒い
津波が大暴れした。

■黒い津波とは
　黒く見える部分の主成分は、海底に堆積していたヘドロ（有機汚泥）。
　津波は入り組んだ港湾に入ると、進路を広げようと海底を掘り下げ
　大量のヘドロを巻き上げる。なんと気仙沼湾では震災前に比べて水深
　が７ｍも深くなったという。凄い破壊力だ！
　黒い海水は通常の海水より１割も重く、粒子が極めて小さいため、
　圧力は２倍、浮力も大きい。そのため低い浸水でも圧力は大きい。
　黒い海水を飲み込むと、肺に細かな粒子がへばりつき重度の津波肺
　を引起こすことも分かった。
■今後の対策
　・黒い津波の実像を正しく理解する。
　・ヘドロを減らすには、未処理の下水や工場などからの廃液を浄化
　　してから海に流す。
　・海底のヘドロの浄化

海に流してはいけないものが、大津波によって露呈した。
自然と共生するために何をなすべきかを見直しましょう。
  

昨年９月２８日、コープさっぽろソシア店がリニューアルオープンし、
１階のエントランスホールに誰でも自由に弾けるグランドピアノが設置された。
その周りには真新しいソファも置かれ自由に寛げる。

昨日、買い物で訪れると、素敵なピアノの音が聞こえてきた。音の鳴る方に
向っていくと、一人の女性が背筋を伸ばして慣れた手つきで弾いている。
ピアノを習っている子供や大人の演奏は見かけたことはあるが、
それとは質が全然違う。ピアノの先生らしいプロの演奏家のようだ。
買い物客も足を止めて熱心に聞いている。店内放送が流れたり、買い物客が
行き交う中で集中してクラシックから「虹と雪のバラード」まで楽譜なしで
弾いていた。１曲終わるごとに拍手する人もいた。
優しい響きに心が洗われるようだった。
これからも機会があれば演奏してもらいたい。ありがとう。