さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2019年08月30日

戦争敵国の人も同じ人間

命に係わる究極の場面に出逢った時、見過ごしますか、それとも助けますか。
助けを求めた人たちが戦争敵国の遭難者でも、捕獲しますか、助けますか。

1939年、満豪国境で日ソ両軍が軍事衝突(ノモハン事件)、両国の関係が
険悪になっている最中、ソ連の貨客船インデギルカ号がオホーツクの猿払村
の沖合で座礁。この事件を描いた合唱構成劇「真実の人間」が、9月8日(日)
12:30から札幌コンサートホールKitara大ホールで開催される北海道の
うたごえ祭典の大音楽会で初演されます。

400人の生存者を救出し、720人の遺体を収容した地元の人々の奮闘、
同じ人間として救助活動に当たったヒューマニズムの発露は、アイヌの教え
に通じるものがあります。

脚本は演出家の金田一仁志氏、当時の村人たち、アイヌの暮らしぶり、助け合
い、時にはぶつかり合いもするが、実に生き生きと描かれています。
役者は、小学生の男児、女児、女子高生、芝居心のあるうたごえの仲間、外部
の役者。合唱と演技のコラボで「真実の人間」とは何かを客席のみなさんと
共有できたらいいなと思っています。
45分の大作ですが、演技に惹き込まれると、時間が経つのも忘れてしまいます。
再演の予定は今のところありません。是非、お見逃しのないように!
私も合唱に参加しています。
  


Posted by 中嶋 at 22:19Comments(0)中嶋