さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2019年12月28日

妹の夫の逝去~懸命な闘病と献身的な介護~

年の瀬が押し迫った12月21日、妹の夫が68歳の若さで亡くなった。
最後に会ったのは一ヶ月ほど前(11月のブログ)、だいぶ弱っていたが、
それから僅か一ヶ月ほどで亡くなるとは・・・。
斎場の遺影写真は優しい眼差しで微笑んでいる。顔もふっくらとしている。
こんな時もあったのになぁと悔しさがこみ上げてくる。2人の孫の成長を
楽しみにしていたのに・・・。

会社員時代と退職後も病気と闘っていたが、昨年あたりから癌が転移。
病気と真正面から向き合い、天命が尽きるまで病気と闘い、命の尊さを
身をもって示してくれた。その夫に付き添い懸命に介護した妹。辛い時
もあったと思うが、辛いとか大変だとか愚痴をこぼさず、運命と受け止
めて自然体で接していたように思う。2人とも人として尊敬する。

気さくで社交的な人だったので、葬儀には親族だけでなく、お友達や関
係者など40~50名が参列。2人の弟は車椅子のお母さんに付き添い、
葬儀を精力的に取り仕切ってくれた。息子を亡くされたお母さんはどん
なにか辛いと思うが、しっかりと対応していて芯の強さを感じた。
小さな子どもたちは長い読経に飽きてじっとしていられない様子。葬儀
の前後ではしゃぎまくっていた。私の弟の代わりに千葉からお嫁さんが
駆けつけてくれた。ありがとう。

棺に花を入れる最後のお別れでは遺体にすがって嗚咽する人、人。
最後に妹は夫の顔を優しく撫でながら涙声で「ありがとう」と感謝。

これからは空の上から残された家族を優しく見守ってくれるだろう。
故人に思いを馳せ、生きられなかった分も力強く生きてもらいたい。

最後に、医療に携わっている方々にお願い。
癌にかかっても治癒している人はいるが、抗がん剤の治療を受けても
治癒しない人が大勢いる。患者だけでなく家族のためにも、一日も早く、
安全で、確実な治療法を開発して欲しい!

  


Posted by 中嶋 at 14:24Comments(0)中嶋

2019年12月18日

若さ溢れる 第56回北大民謡研究会合唱団わだち定期演奏会

12月7日、サンプラザホールで開催された標記の演奏会に参加。
20歳前後の学生が繰り出す舞台はひたむきで若さが溢れていた。
毎年、新入生が入り、在校生は進級し後輩たちを指導するので、
同じ民舞でも年によって変わる。それが楽しみで毎年参加している。

民舞は岩手県の鬼剣舞、鳥取県の傘踊り、北海道のソーラン節、
群馬県の八木節、埼玉県の屋台囃子。
合唱は混声四部でJPOPの3曲、お客さんと一緒にうたう会。

学生の民舞に泥臭さは感じられないかもしれないが、若さ溢れる
切れのある動き、力強さ、ひたむきさ、笑顔などに惹きつけられる。
笛や太鼓なども聞きごたえがあり、短期間で習得したことに驚く。
出演者は1~3年生の22名と少ないもののそれを感じさせない。
一人で複数の民舞を掛け持ちしているので、各民舞ともそれなりの
踊り手がいて舞台狭しと踊る。

圧巻は屋台囃子、6基の宮太鼓、5基の小締太鼓、笛、鉦が織りなす
響きは迫力満点、和太鼓の図太い力強い響きに笛・鉦の澄んだ響き
はお腹で感じた。
八木節は全員総出で賑やか。4組の夫婦の踊り、笛・太鼓・鉦など
のお囃子、源太役の唄は実に楽しそうで一体感があった。
ソーラン節はニシン魚の一連の作業を7名の踊り、太鼓、アコーディ
オン、唄で表現。漁師役の踊り手の掛け声は良く通り、息が合って
いていた。力を合わせた動きに大漁を確信した。
合唱は自分たちで編曲し、自分たちの特技を生かした楽器で伴奏。
今年はなんとファゴットが初登場。

このように一人一人が自由な心で演目を楽しんでいる。
終演後、全団員のお見送り、どの顔も輝いていた。やりきったという
達成感とともにお客さんへの感謝の気持ちが満ち溢れていた。
こちらこそありがとう、お疲れ様。

  


Posted by 中嶋 at 15:02Comments(0)中嶋