さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2020年02月23日

雪は天からの手紙~雪の結晶 神秘に迫る~

2月21日、NHKテレビの「北海道クローズアップ」で標記の番組を観た。
今から90年ほど前、中谷宇吉郎博士は大雪山麓での野外観測と、実験室で
人工的に雪の結晶を作り出し、雪の結晶の新たな分類法を提唱した。
その後も多くの研究者により研究は続けられたが、何故あのように美しい結
晶が作られるのかは謎だった。

そこに新たな観測装置を用いて、その神秘に迫る研究者が現れた。北大低温研
の木村勇気准教授だ。宇宙科学・宇宙雪氷学グループの研究者で、研究テーマ
は「ナノ粒子の生成素過程と宇宙での物質進化の謎に迫る」。
雪の結晶を二次元でなく三次元で精緻に捉える、結晶の成長過程を動的に捉
える 観測装置を中谷博士と同じ大雪山麓に持ち込んで観測。

映像に加賀市にある中谷宇吉郎雪の科学館が映った。12年前に北大の地球
物理学科の同期会で訪れたことがあるので懐かしかった。

雪氷学に宇宙科学の視点でメスを入れ、新たな展望を切り拓こうとしている。
真理を極める科学には自由な発想とグローバルな視点が必要だ。
研究が進み雪の結晶の神秘が明らかになることを大いに期待する。
  


Posted by 中嶋 at 13:39Comments(0)中嶋

2020年02月22日

少雪に翻弄された町内会の排雪

毎年、積雪がピークになる2月中旬、市・業者・町内会による
パートナーシップ排雪を行っていたが、今年は少雪のため最終的
に中止になった。この地域に来てから16年になるが初めてだ。

1月末の積雪状況と今後の降雪予想から中止を決めていたが、
その直後20cmの降雪があったため実施に変更。ところが、その後
も大雪はなく、周辺町内会でも中止が相次いだため、最終的に中止に
なった。二転三転したが、貴重な除雪費を無駄使いしないためにも
町内会役員さんたちの英断は賢明で感謝したい。

寒さは例年と殆ど変わらないが、雪掻きが少ないのは助かる。
少雪を喜んでばかりいられない。水源のダムの貯水量や、越冬農作物
などへの影響が懸念される。気候的にも大変な時代になってきた。
  


Posted by 中嶋 at 15:23Comments(0)中嶋