さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2020年04月29日

追悼 弟のエッセイ~家族新聞より

父が古希を迎えた34年前の1986年、定年退職して自由になった身軽さから
「家族新聞作るから原稿送ってくれないか」と突然の催促。父の趣味に付き合っ
ている暇なんかないよと云いたいところだったが、父は凄く楽しみにしているの
が分かるのでむげに断るわけにはいかない。3人兄弟の家族は父の新聞作り
に全面的に協力し、1990年まで8回発行された。与えられたテーマに沿って
大人も子供も書いた。今、読み返してみると、30代の若かりし頃の思い出が
鮮明に蘇る。幼稚園から小学生までの6人の子供たちが小学生から中学生に
なるまでの成長記録でもある。作文も習字や絵も天真爛漫で微笑ましい。
記録って凄いな!
父手書きの新聞から家族愛の温もりが溢れ癒される。
その中から弟が寄稿したエッセイを紹介する。

<立山、黒部アルペンルートとトロッコ電車の旅>
 8月4,5,6日と旅行をしました。例年のごとく絵日記帳の題材提供の旅
ですが、このルートはとくに家内の強い要望でした。
 朝ゆっくりと新宿発の「あずさ2号」。松本まで行って、バスで松本城から
ワサビ田、碌山美術館などを見て木崎湖畔の旅館へ。
 次の朝早く、7時半には出発。いよいよアルペンルートです。貸切りバスで
はなく、トンネルバス・ロープウェー・ケーブルカーなどを乗り継ぎ、ほかの
団体さんとごっちゃになりながら動き回らされました。たいへん疲れましたが、
それを解消して余りあったのが黒部ダムのスケールと立山の眺望でした。
この時期、残雪をじっさいに手に触れられるとは思ってもいませんでした。
その日は宇奈月温泉で一泊。
6日は9時出発でトロッコ電車の旅。渓谷をぬっての往復。
子供たちに約束を果たすことができました。

弟家族の幸せを祈る。

  


Posted by 中嶋 at 18:21Comments(0)中嶋

2020年04月28日

弟との想い出

今、振り返ると、3歳年下の弟との楽しい想い出と羨ましい想い出が蘇る。

◆スポーツ大好き
弟と一緒に様々なスポーツを楽しんだ。
キャッチボールは、家の前の道路、家の近くの円山総合運動場の傍の
空地やバックネット付きの公園でよくしたものだ。ボールを取り損ねた時
は走っている車に当たりそうになったこともあった。運転手さんご免なさい。
卓球は、家の中の寝室兼勉強部屋に机を二つ並べ、ネットらしきものを
置き打ち合った。狭いので思い切り打てなかったが・・・。社会人にな
って東京に出て来てきてからは池袋の卓球場を借りて思い切り打ち合った。
家の中では相撲も取った。弟は腰の使い方が上手いのでよく負けた。

◆読書大好き
出版社に勤めていた弟は、休日になると図書館に出かけていろいろな
ジャンルの本を何冊も借りて読んでいた。読むスピードが速いので、
1年間になんと100冊ぐらい読んでいた。

◆しっかり者
気が小さい兄貴と異なり、しゃきしゃきした性格で、歯切れよく喋る。
職場でも自分の信念を貫き通した。管理職を打診された時、断り編集者
としての道を歩み続けた。

弟であってくれてありがとう!
  


Posted by 中嶋 at 14:06Comments(0)中嶋

2020年04月27日

しっかりした弟が亡くなった

4月20日の昼前、一本の電話を受けとった家内が「亡くなったっ
て、奥さんから電話、直ぐ(2階から)降りて来て」と今にも泣き
出しそうな声で催促する。ただならぬ気配に遂に弟は亡くなったの
かと観念した。電話を代わると、奥さんは落ち着いた声で事情を説
明してくれた。直ぐにでも飛んで行きたいところだが、コロナ感染
が続いているのでままならない。申し訳ないが、葬儀の全てを弟の
家族に任せた。
千葉の弟は8年前からレピー小体型認知症とパーキンソン病の闘病
生活を送っていた。症状が進んだので施設に入所していたが、コロ
ナのため、面会謝絶になり弟も家族も辛かったと思う。

弟に最後に会ったのは4年前。兄貴だと分かるのに少し時間がか
かった。しっかりした面影は消え、奥さんに全て任せていた。
でもゆっくりだが歩けたしデイサービスに通っていた。奥さんは
ネットで病院などを探して連れて行ってくれたり、一人で外に出
たら戻って来れなくなるのでGPS付きの携帯を持たせていた。
一人で介護していたので精神的にも肉体的にも疲れたと思う。

コロナが収まったら会いに行くつもりだったが、病魔は待ってくれ
ない。元気になってもっと長生きしたかったと思うが、周りの人た
ちに助けられながら懸命に生きてきたのは立派だ。弟家族を始め
お世話になった人たちに感謝します。ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

  


Posted by 中嶋 at 12:45Comments(0)中嶋

2020年04月12日

正しく怖がる-新型コロナ-

社会生活の隅々まで大きな影響を与えている新型コロナウィルス。
私の身の回りでも様々な影響があった。
・JR特急券の払い戻し・・・・・釧路での会議が延期、中止。
・合唱練習会場のキャンセル・・・3月と4月の練習が中止。
・病院での受診・・・・・・・・・玄関で発熱確認、触診の中止、患者の激減。
・パン屋の陳列・・・・・・・・・個装、トングの廃止。
・孫娘の卒業・・・・・・・・・・小学校の卒業式中止。

新型コロナウィルスの感染対策は、ワクチンが開発されていないだけに、
医療面だけでなく社会全体での取り組みが必要になる。個人でも気を付ける
ことはある。自分だけでなく他人の命を守るために。
そのためには、テレビの情報だけでなく、信頼できるところから情報を入手し
実践することが大事だと思う。例えば、3月24日発行の道新の別綴り
「新型コロナとは」。
過度に過敏になり過ぎず、なんの根拠もなく自分を過信しない。
コロナ以外の病気で入院・治療を受けている方に、コロナの影響が出ないよう
に感染予防に取組みましょう。いつまで続くのか先が見えないのは辛いが、
運動、コミュニケーション(電話、メールなど)、食事、睡眠などの日常生活
をきちんと続けていきましょう。
  


Posted by 中嶋 at 13:31Comments(0)中嶋