さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2021年08月12日

愛犬が使わなくなったもの

元気に散歩中している小型犬を見かけたり、ワンワンと吠える声を聞くと
愛犬を思い出して辛くなる。
愛犬がいなくなるということは、犬の声が聞けなくなることであり、可愛い
しぐさが見られなくなることだと痛感した。老犬の世話は大変だったが、
なついてくれたので寂しさはひとしおだ。

愛犬用に購入したもののほんの少ししか使わなかったものを犬の保護団体に
寄贈した。犬用のトイレシート、おしめ、ドッグフードとキャリーケース
など。妻がもうこんな辛い別れはこりごりだ、もう飼わないと云うので
キャリーケースも寄贈することにした。
本日、保護団体の方が車で取りに来てくれた。介護犬もいるので助かると
喜んでくれた。役立ててもらえば、亡くなった愛犬も本望だろう。
  


Posted by 中嶋 at 16:25Comments(1)中嶋

2021年08月10日

愛犬が教えてくれたこと

 本日、涙雨が降りしきる中、愛犬を火葬した。5年前に愛猫も同じ火葬場
を利用した。冷たくなった愛犬との別れは辛い。これからは心の中で繋がっ
ていきたい。
 遺骨を抱いて家に戻ると、愛犬が爪で引掻いて凹んだ壁と襖の跡が愛しい。
愛犬が亡くなった日、抱っこしても直ぐ立ち上がろうとした。今、思えば、
それだけ体がきつかったに違いない。それでも、妻が獣医さんを迎えに外に
出ると、愛犬も部屋を出て、廊下を渡り、段差のある僕の寝室に上がろうと
した。ここで反吐を吐かれては困るので、抱っこして連れ戻した。これが
最後の歩きになってしまった。その後は寝たきりになり、時々、反吐を吐いた。
体は極限状態になっていたと思う。最後まで本当によく頑張った。
 妻が若いころの愛犬の動画を撮っていた。ソファの上で寝ていた愛犬の名前
を呼ぶと、ことらを振り向いた。なんて可愛いんだ!

 愛犬は私達に数々のことを教えてくれた。
①傍にいるだけで安心する、ホッとする。
 枕もとで寝ている愛犬のふさふさした体毛に顔をそっと寄せると、愛犬の
 ぬくもりがじわっと伝わってきて幸せな気持ちになる。
 風呂に入ると、愛犬は風呂の前でじっと待っている。
 つぶらな瞳でじっと見つめられると、穏やかな気持ちになる。
 私達もそんな存在になりたい。
②子供のように純真な心をもつ
 決して、憎んだり、嫉妬したり、変な自尊心をもったり、偉ぶったり、差別
したり、焦ったりしない。子供のように純真な心をもつ。
③相手の立場にたつ
 相手のためにと思ってやって上げたことが、相手にとっては余計なこともある。
相手の気持ちに寄り添い、相手の状態に見合ったことを丁寧にしてあげたい。
愛犬は言葉で表現できないので余計に慎重であらねば。

いつも傍で一緒に過ごしてくれた愛犬の命のぬくもりをいつまでも忘れまい。


  


Posted by 中嶋 at 16:42Comments(0)中嶋

2021年08月08日

16年間連れ添った愛犬との悲しい別れ

3日前から急に体調を壊していた愛犬が遂に亡くなった。
仙台の次女からもらってきた生後四ヶ月の愛犬(父はチワワ、母はマルチーズ)
は我が家の一員として16年間一緒に暮らしてきた。

元気だったころは、人になつき、出かけると寂しがっていた。
帰ってくると、真っ先に「ワンワン」と吠えて迎えに来てくれた。
食事をしていると、駆け足で寄ってきて、おこぼれを待っていた。
何も与えるものがないと分かると、妻の所に行ってせがむ。
行ったり来たりと大忙し。
器に入れた水を勢いよく舌で舐めるように飲む。
お漏らしをして妻に叱られると、そんなに怒らなくてもと「ワンワン」吠える。
昼間はペット用のシートよりも布団の上で気持ちよさそうに寝ていた。
夜は僕の布団の枕元にきて寝る。
ペット用の尿漏れシートで用を足すと、直ぐ捕まえて洗面台で手足を洗う。
前足を洗おうとすると、噛みつかれそうになったので手抜きして洗うが、
妻は平気で洗う。
家族以外の見知らぬ人が来ると、激しく吠えて番犬の本領を発揮する。
子供たちには、暫く吠えるが、次第におとなしくなり、かまってもらう。

3日前からそんな元気がなくなった。
餌を食べなくなった。水飲みも減って瞬く間に痩せてきた。
便と尿を頻繁にするようになったのでおしめをつけさせたが、それでも
漏れることもある。下痢をすると、お尻を洗うのも大変になる(妻が世話
してくれた)。妻は3時過ぎに気配を感じて子犬を連れて行きおしめを交換する。
上手に歩けなくなってきた。立ち上がる時にふらつくようになった。
反吐をあっちこっちに吐くので、その都度清掃する。
手がかかるようになったが、医者から「何時亡くなってもおかしくない」と
云われていたので、残り少ない生涯をできるだけ一緒にいるようにした。

今朝、「ワン」と吠えなくなり、口から舌が飛び出してベロベロと辛そう。
妻は見ていられなくなり、掛りつけの動物病院に電話、午後から往診に来てくれた。
聴診器を当て、どの臓器も衰弱していると診断。体を休めるために麻酔の注射と
吐き気を抑制する注射をしてくれた。薬が効いたのか目をつぶって眠るように息を
していた。その間に近くのコンビニで買物して帰ってくると、愛犬を抱っこした
妻が「さっき逝った。目を開いて口でグァグァした後に、そのまま眠るように息を引
き取った」と涙声で話す。まだ温かい愛犬を抱っこした。可哀そうに
こんな姿になってしまってと悲しくなった。
これまでに与えてくれた癒しは、どれほど私達を和やかにしてくれたか
測り知れない。
安らかにお休みなさい。ありがとう!
  


Posted by 中嶋 at 20:14Comments(0)中嶋

2021年08月06日

横山文代油彩画展2021 輝く瞬間Ⅱに癒された!

 8月3日、大丸藤井セントラル・スカイホールで開催された標記の個展
を見に行った。横山さんは2015~2020年、道新の夕刊で「ゆめ旅
スケッチ」を毎週金曜日に連載していた。軽妙なスケッチと文を毎回楽し
んだ。

 その本人の原画が見られる。
受付でベレー帽姿の横山さんが、検温と記帳をお客さんにお願いしていた。
閲覧者はあまり多くなかったのでゆっくり見ることができた。
100号の大作が目に留まった。小樽運河だろうか、倉庫群と係留されている
小型船が両側に描かれている、同じ場所の冬の作品と夏の作品。水面に映
り込む空と建物なども忠実に描かれ、その場に行ったような気になる。
切り出した木材を山積みしている絵画もあった。僕の田舎にも同じような風景
があったので懐かしかった。
どの作品も穏やかな気持ちにさせてくれる。横山さんの作品は風景と本人の
感動が一体となっている。風景の中の一つ一つを大事にされ、丁寧に描いている。

 写真は光の芸術だと云われている。前ボケ、後ボケで、際立たせたい被写体
を強調する。マクロや望遠レンズなども同様。カメラの機能を最大限に利用し
て作者の思いを表現する。一方、絵画は作者が見た風景を、その時の感動を
通して筆だけで描く「ぬくもり」がある。

横山さんにはこれからも素敵な作品を描いていただきたい。
なお、個展は8月8日まで開催されている。
  


Posted by 中嶋 at 12:28Comments(0)中嶋