坂の町南沢

華やかな紅白歌合戦を見終った後、落ち着いた大人の音楽を聴いてみたくなり、TVHテレビの「ジルベスターコンサート」を観た。
山田和樹氏の指揮で東京フィルハーモニー交響楽団と東京混声合唱団の美しいハーモニーが幸せな気持ちにさせてくれ心地よい。
カウントダウン曲はシベリウスの「フィンランディア」。学生時代に合唱したような記憶があり懐かしかった。
ちょうど２４：００に演奏が終わり、客席の人たちと舞台の人たちが新年を共に祝った。客席の人たちは素敵な演奏を聴いて新年を迎えられたことをとても喜んでいた。
続いてカンタータ「土の歌」から「大地讃頌」が演奏された。「土の歌」は昨年、北海道のうたごえ祭典で浅井敬壱氏が１２０名の人たちを指揮して厚みがある演奏を聴かせてくれた。フイナーレでは「大地讃頌」を客席の人たちと一緒に歌った。「大地讃頌」の詞には今に通じるメッセージがある。人間は自然の中の一つの命だから、私たちを育んでくれる大地に感謝しなければならない。深い愛に包まれたメッセージだ。
その他、新年に相応しい元気が出る曲などが、ソロイストやバイオリニスト、バレーダンサーも加わって一段と盛り上げていた。
この演奏を聴いた人たちは、今年はいい年になりそうだと思ったに違いない。来年も観たい番組だ。

あなたにおススメの記事