2016年07月31日
カンブリア宮殿「金沢発!ごちゃ混ぜのまちづくり」
7月21日、TVHで放送された標記の番組を観て感動、心が洗われた。
福祉施設は、高齢者用、障害者用などと専用施設が多いが、番組で紹介された「シエア金沢」は
それら全てを含むだけでなく、地域の人達も自由に出入りできるレストラン、温泉、売店、学童保
育所、文化施設(アトリエ、音楽)、ドッグラン、アルパカ牧場などの施設もある。また、入居者の
高齢者や知的障害児をボランティアで支える学生用の建物まであり、一つのまちを形成している。
高齢者も若者も子供も、障害がある人もない人も、入居者も地域の人も、ごちゃ混ぜの交流が
人々を生き生きと輝かせていた。
「シエア金沢」は入居している高齢者と障害者にも就労の場を提供している。特技を仕事に生かし
てもらうだけでなく、お弁当作りや配達などを教えた後、一人前に仕事を任せる。与えられた仕事
は丁寧にするのでお客さんからの信頼も厚い。
一番感動したのは、重度の身体障害者の男性と認知症のおばあさんが交わることによって、両者
の問題が改善したこと。彼は首が15度ぐらいしか動かせないし、おばあさんは手が震えるので、
おばあさんが彼にゼリーを食べさせようとスプーンを彼の口元にもっていくが、こぼれてしまう。お
ばあさんは彼にゼリーをあげないと彼は死んでしまうと思っているから、毎日繰り返していくうちに、
2週間後、おばあさんの手の震えは止まり、彼もスプーンに合わせて首を動かしていた。お互いを
思いやる気持ちが生んだ奇跡、いろいろな人が交わることの意味を教えてくれた。
社会的に必要とされない人はいないので、「やってあげる」「やってもらう」がベースの福祉から、い
ろいろな人がごちゃ混ぜになって助け合って生きることの大切さが伝わってきた。どんな障害があ
っても、少しでも他人から喜ばれたり、役に立っていると実感できるならば元気になる。人間の原
点ではないだろうか。
福祉施設は、高齢者用、障害者用などと専用施設が多いが、番組で紹介された「シエア金沢」は
それら全てを含むだけでなく、地域の人達も自由に出入りできるレストラン、温泉、売店、学童保
育所、文化施設(アトリエ、音楽)、ドッグラン、アルパカ牧場などの施設もある。また、入居者の
高齢者や知的障害児をボランティアで支える学生用の建物まであり、一つのまちを形成している。
高齢者も若者も子供も、障害がある人もない人も、入居者も地域の人も、ごちゃ混ぜの交流が
人々を生き生きと輝かせていた。
「シエア金沢」は入居している高齢者と障害者にも就労の場を提供している。特技を仕事に生かし
てもらうだけでなく、お弁当作りや配達などを教えた後、一人前に仕事を任せる。与えられた仕事
は丁寧にするのでお客さんからの信頼も厚い。
一番感動したのは、重度の身体障害者の男性と認知症のおばあさんが交わることによって、両者
の問題が改善したこと。彼は首が15度ぐらいしか動かせないし、おばあさんは手が震えるので、
おばあさんが彼にゼリーを食べさせようとスプーンを彼の口元にもっていくが、こぼれてしまう。お
ばあさんは彼にゼリーをあげないと彼は死んでしまうと思っているから、毎日繰り返していくうちに、
2週間後、おばあさんの手の震えは止まり、彼もスプーンに合わせて首を動かしていた。お互いを
思いやる気持ちが生んだ奇跡、いろいろな人が交わることの意味を教えてくれた。
社会的に必要とされない人はいないので、「やってあげる」「やってもらう」がベースの福祉から、い
ろいろな人がごちゃ混ぜになって助け合って生きることの大切さが伝わってきた。どんな障害があ
っても、少しでも他人から喜ばれたり、役に立っていると実感できるならば元気になる。人間の原
点ではないだろうか。
Posted by 中嶋 at 14:27│Comments(0)
│中嶋