さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2012年10月22日

合唱団コーシカ創立10周年記念コンサート

一昨日、標記の演奏会がキタラ小ホールで開催されました。合唱団コーシカは5月に亡くなられた木内宏治さんが創設した合唱団です。木内宏治作品を歌う合唱団に、私たちの合唱団からも2名が加わっているので、合唱団を挙げて参加しました。開場前から長蛇の列ができていて期待の高さが伺われました。
第1部「めぐり遭い・歌をつむいで」は、ロシア民謡や荒木栄作品など8曲を優しい声で聴かせてくれました。「月見草」は何度聴いても心に響いてきます。

第2部「原田義雄さんを迎えて」は、ギターの弾き語りで「風の歌」など4曲を演奏しました。盲目のハンディがあるものの岡山の吟遊詩人と云われ、作詞・作曲・ギター演奏を精力的に行っています。健常者の何倍もの努力をされていることに敬意を表します。「人間の歌」は合唱では何度も聴いていますが、原田さんの歌は歌の想いがストレートに伝わってきて泣けそうになりました。「ヨッちゃんの仕事」は日給程度の月給しかもらえない仕事でも明るくコミカルに歌い上げていて逞しさを感じました。どの歌も詞の内容が温かくて感動しました。家で感動の歌声を味わうために原田さんのCDを購入しました。

第3部「木内宏治作品から」は、木内宏治作品を歌う合唱団が加わった90名の大女声合唱団による演奏で圧巻でした。女声合唱組曲「北のうた」よりと「祖国」、「キエフの鳥の歌」の歌声は重層的な響きとなって届けられました。
アンコールでは、原田さんも加わり「夢を語るとき」を会場と一体となって歌い交わしました。「夢を語るとき、早すぎることも遅すぎることもない、今を大切に生きよう」という歌詞に勇気付けられます。

私たちの合唱団から歌い手として参加した人達に「お疲れ様でした」とねぎらいたい。
また、原田さんの歌声を聴いて男声の魅力を再認識しました。  


Posted by 中嶋 at 17:34Comments(0)中嶋