さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2015年11月28日

職場で可愛がってもらった上司の訃報

11月に入ってから喪中のはがきが何枚も送られてきている。友達の親の訃報に接しても面識がないので亡くなられた年齢に目が留まる。90歳以上の人が何人もいた。戦前生まれで食糧難の時代をたくましく生き抜いてこられた方だ。健康寿命から20年以上もどのように過ごされたかが気になる。母は90歳で亡くなった。薬は手放せなかったし、掃除や洗濯は介護サービスを頼んでいたが、一日三食を大事にして亡くなる1年前までは一人で元気に暮らしていた。デイサービスですっかり自信をつけた習字と絵手紙は人気を集めていて、子供から見ても上手だった。言いにくいことも遠慮せず毅然と言っていた。健康寿命と亡くなった年齢の間は1年未満なので、天命を全うしたのではないだろうか。

昨日も一通の喪中のはがきが届いた。なんと職場で可愛がってもらった上司の突然の訃報だった。30代半ばから40代半ばまでの10年間、お世話になった方で、私の得意分野を生かしてくれた。一番の思い出は、上司の紹介で国家プロジェクトに参加させてもらったこと。国内の主要なコンピュータメーカーとソフトウエアメーカーが共同で事務処理分野ツールを開発した。それまでは業界各社の人たちと一緒に仕事をしたことがなかったので、大いに議論を交わす中で各社のソフトウエア文化に触れ大いに刺激された。
退職されてからも、趣味のテニスと写真を続けられ、ホームページには海外旅行で撮影された写真を掲載していた。最近は見ていなかったが、とても綺麗な写真が並んでいた。このまま続けていると思っていたので、突然の訃報に驚いた。
奥さんにお悔やみを言いたかったのと死因を知りたくて電話をしたところ、13年前に前立腺癌なり、全身に転移していったそうだ。どんなに辛かっただろう。悔しかっただろう。前立腺癌になっても生きられている人はいるのに・・・。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。  


Posted by 中嶋 at 17:41Comments(0)中嶋