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2017年11月30日

「地図のたのしみ」堀淳一北大名誉教授の死を悼む

昨日の道新で堀淳一先生が逝去されたことを知った。
50年ほど前、北大理学部で先生の講義を受けたことがある。
熱力学の授業で、エントロピーの概念を穏やかな語り口で分かりや
すく丁寧に説明してもらった記憶がある。

社会人になったある日、新聞の読書欄に先生が書かれた
「地図のたのしみ」が紹介された(後に日本エッセイスト・クラブ賞を
受賞)。北大教授のかたわら地図にも造詣が深いことに驚いた。

それ以来、物理学者は地図をどのように捉えているか気になっていた。
先の本が出てから10年後に出版された“地図-「遊び」からの発想”
(講談社現代新書)を手に入れた。古今東西、地図に人間の暮らしが反映
されていること、特に、廃線となった鉄道跡を辿る旅は、その当時の情景
を思い巡らし生き生きと綴られていた。また、海外の色彩豊かな地図など
が紹介されていたので、地図への興味をそそられた。たくさんの著書を出し
多くの地図ファンを発掘された。柔軟な発想は先生の生き方そのものの
ように思える。

ご冥福をお祈りいたします。
  


Posted by 中嶋 at 12:11Comments(0)中嶋

2017年11月18日

北大の市民向けセミナー「巨大津波に備える」-2

2.減災
  ①災害の記憶を風化させない。
   津波の到達点に津波の高さと同じ標識を建てるなど。
  ②最新の調査結果を反映した津波ハザードマップ
   津波は川を10㎞以上遡上することもあるのでそれらも反映。
  ③臨場感
   実際の映像やCGに加えて体験型の施設やVR(バーチャルリアリティ)を作り疑似体験(私見)。
  ④スマ-トフォンに表示
   地震発生後10分でスマ-トフォンに浸水域と津波高を地図上に表示。
3.最新の津波浸水予測システム
  ①日本海溝海底地震観測システム
   釧路沖から房総沖までの海底に、海域で発生する地震と津波をリアルタイムで観測する
   大規模な観測網が作られた。
  ②津波波形のデータベース
   あらかじめ様々な断層モデルを用いて津波遡上計算した結果と過去の津波波形をデーター
   ベース化。このデータベースを利用して津波遡上計算時間を短縮する。
  ③津波堆積物の調査
   津波堆積物のたまった年代を推定することで,歴史上の記録が残っていない津波の発生時期
   や繰り返し間隔を推定する。

「災害軽減に向けた研究は進歩してきたし、今後も進歩し続けるが、自分の命を守るのは自分自身
です。」と締めくくられた。一人でも多くの命が助かるには、自然現象に謙虚でなければならない。
科学でもまだ分からないことは多いが、科学の恩恵を受け入れることは命を守る上で大事だと思う。
科学の成果を分かりやすく伝えることがますます重要になってきた。

新装なった総合博物館にカフェや休憩室もできていた。トイレは最新設備が備えられ、明るくて綺麗。
博物館見学のあとさきに利用されてみてはいかがですか。
  


Posted by 中嶋 at 13:25Comments(0)中嶋

2017年11月17日

北大の市民向けセミナー「巨大津波に備える」-1

11月11日、北大総合博物館主催の土曜市民セミナー「北大の研究最前線」に参加した。
テーマは「巨大津波に備える」、講師は北大の地震火山研究センターの谷岡勇市郎教授。
2011年の東日本大震災による巨大津波が想像を絶するほどの被害をもたらしたので、
災害軽減に向けて研究はどこまで進んでいるか知りたかった。

会場は100名ほどの人でほぼ満席、小学生もいたがほとんどは中高年齢者。先生の分
かりやすい説明を熱心に聞いていた。
北海道沿岸を襲った大津波、津波の特徴、北海道の津波浸水想定、最新の津波浸水予
測システムの開発 の順に写真や図をたくさん使って説明された。

興味深かった点を挙げる。
1.津波の特徴
  ①海底から海面までの全ての海水が動く。
   とてつもないエネルギーをもっているので20㎝の波でも流される。
  ②地震だけでなく火山噴火でも津波は起きる。
   例えば、渡島大島や駒ヶ岳の噴火により津波が発生。
  ③地震発生から津波到達までの時間は日本海側の方が太平洋岸より短い。
   日本海側の方がプレート境界に近い。北海道の日本海沖でも20を超える地震断層
   を推定している。
  ④第一波より後続波の方が大きい場合がある。
    避難解除が出るまでは避難場所から戻らない、より高い場所に移動する。
  ⑤沿岸の地形によって津波は反射したり共鳴してより大きくなる。

続く
  


Posted by 中嶋 at 12:41Comments(0)中嶋

2017年10月25日

札幌ジュニアジャズスクールの清々しい演奏

吹奏楽の高らかな響きが会場を包んだ。
演奏者は紺色のつなぎ服を着た30名の可愛いい小学生。

10月22日、札幌サンプラザコンサートホールで開催された
北海道合唱団定期演奏会のゲスト出演は札幌ジュニアジャズスクール。
札幌芸術の森で練習している小学生のバンドで、サックス、トランペット、
トロンボーン、エレキベース、キーボード、ドラムの合奏。

これまでのゲスト出演は大人のプロの声楽家や器楽奏者だったので、
小学生の演奏は新鮮だった。客席の人達は孫を見つめるような温かな眼差し
で拍手を送ったり、なにげない仕草が笑いを誘っていた。
指揮者はいなかったが、統一のとれた元気一杯の演奏に元気をもらった。
大人顔負けのテクニックも披露。特にドラム奏者のバチさばきは見事。
客席から感嘆の声と大きな拍手が送られた。
何よりも演奏者が楽しいでいるのがいい。自分の楽器を使わない時は、
大きな身振りで手を叩いたり、振りを付けながら伸び伸びと演奏していた。

1年に40回ぐらいイベントなどで演奏をしているとのこと。ぜひ、多くの人
に聞いてもらいたい。

10月20日の道新によると、石狩管内の高校の文科系サークルで最も部員
が多いのは吹奏楽で、2位の2倍と圧倒的。ちなみに合唱は10位。
  


Posted by 中嶋 at 19:32Comments(0)中嶋

2017年10月16日

ちょっと寂しい町内会の大掃除

昨日は町内会の秋の大掃除。
開始時間の8:30前に外に出ると、一人も見当たらない。
以前は大勢の人が出てきて賑やかだったのに・・・。
気を取り直して、班長から雨水桝の掃除道具を借りてきて、先ずは
自宅前の雨水桝から始める。掃除道具を使って1m位下の方に
溜まっている汚泥を掻きだす。春にも掃除しているが、掻きだしても
掻きだしても出てくる。
当町内会は坂になっているので、上の方から雨水が運んできたものと
思われる。
徐々に人が出て来た。縁石の周りの雑草を取り除いたり、汚れた路面を
放水して綺麗にしている人たちが穏やかに談笑している。
汚泥が入ったゴミ袋はゴミステーションまで運ぶには重すぎるので、
軽台車で運んでいると、ご近所の人から「ご苦労様」と声をかけられた。
気持ちが通じたようで嬉しかった。
合計5カ所の雨水桝を掃除した。これで大雨が降っても雨水桝から水が
溢れる心配は軽減されるだろう。
  


Posted by 中嶋 at 14:00Comments(0)中嶋

2017年10月03日

とっさの行動に表れた真の友情

先月、苫小牧市で開催された北海道のうたごえ祭典の合唱発表会で、
私たちの合唱団は思いがけず入賞した。
その夜の打ち上げは、お疲れさまと親睦会を兼ねて大盛り上がり。

宴会が終わりホテルに戻る集団はいつしか3グループに分かれた。
中間グループにいた私たちは、後続グループの到着を待っていた。
やっと追いついた二人組の一人が転倒し怪我したという。手が変形
して顔面をしかめていた。ホテルに着くと、先頭グループの1人が
たまたまフロントの傍にいた。異変に気付くと、フロントに夜間緊
急病院を教えてもらい、タクシーで付き添って行った。何のためらい
もない素早い行動に感動した。健康保険証を持っていないと云うし、
入院になったらどうしようなどと考えると、助けたい気持ちはある
が躊躇してしまう。しかし、彼の冷静で的確な素早い行動に感心した。
その病院で応急処置をしてもらい、翌朝、整形外科病院に連れて行った。
自分のことのように仲間の面倒をみる。真の友情をみたような気がした。

4年前の冬、レッスンに向かう途中で交通事故に遭ったと連絡を受
けるや否や現場に急行しお世話もしている。
困っている人を見たら見ないふりができない。先のことはあまり考
えず、今やるべきことを今やる、体が自然に反応する真の優しさを
持ち合わせている彼を誇りに思う。
  


Posted by 中嶋 at 12:11Comments(0)中嶋

2017年09月10日

飛行機とホテルの予約

金沢で11月24日から26日まで開催される日本のうたごえ祭典
に参加する仲間のために飛行機とホテルを予約した。
少しでも安くしたかったが、飛び石連休と重なるため、思うように
とれなかった。

10月29日以降の航空券の発売開始日時8月29日9:30に電話
したが、なかなか繋がらず20分後にやっと繋がった。
コミュニケータが知らせてくれた料金は、3日前に公表された運賃表
の最安値と最高値と比べると、帰りの便は最高値に近い。休日前日は
高くなる料金設定なので仕方ないが・・・。
それでもANA会員になれば優先的に2日前から予約できるので、会員
でない人よりも安く入手できる。飛行機はたまにしか利用しないので
会員にはならなかったが。
料金は翌日まで、ローソンなどで振り込まなければならなかった。

ホテルはインターネットの旅行サイトを調べまくったが、ホテルの
宿泊費も飛行機と同様に休日前日は高くなる料金設定になっている。
その差がなんと2倍になるところもあった。
朝食はつかないが、手頃な料金で兼六園に近いホテルを見つけた。
キャンセル料は宿泊日の4日前からかかり、現地支払い。
飛行機の予約よりずいぶん緩い。かなり前から予定が決まっている人
は都合がいいけれど、後で予約をとろうとしている人はとりずらい。
飛行機と同様に料金をすぐ払う予約システムにしたら、後で予約する
人もとりやすくなるのではないだろうか。
  


Posted by 中嶋 at 14:29Comments(0)中嶋

2017年08月28日

親睦が深まった町内会の運動会

昨日、南沢地区町内会連合会の第19回運動会が晩夏の晴天のもと、南の沢小学校のグラウンドで
開かれ、幼児、小学生、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど大勢の人達で賑わった。

今年は町内会のパークリング大会、バーベキューパーティ、東海大学でのラベンダー祭り、南の沢小
学校の運動会がことごとく雨で中止または中断に追い込まれたので、待望の天気に恵まれほっとした。

今年の特徴は、綱引きの中止、防災訓練リレーでの担架運びの取りやめなど安全面の強化。
また、新種目として「パン喰い競走」、「〇×ゲーム」の登場。
11町内会のテントがグラウンドを囲むように張られていた。当町内会のテントは、3名の幼児を含め
26名の人達で満杯。役員の奥さんや家族連れもいたので昨年よりも多かった。
幼児のあどけないしぐさは大人たちを笑顔にさせてくれた。
役員がテント内に多数の携帯用椅子を用意してくれたので、ゆっくり見物できた。ありがたい。

競技者は各町内会用のゼッケンを付けるので、遠くからでも一目で分かる。当町内会の青色のゼッ
ケンを付けた人が競技に参加すると、応援にも熱が入る。「あっ 転んだ」、「頑張れ」、「一等だ!」。
競技を終えて戻ってくると、大きな拍手で温かく迎え、労をねぎらった。
小学生や若い人の元気一杯の走りを見ると、若いっていいなと思う。高齢者は自分のペースでゆっ
くり走るが、ゴールするまでみんなで温かく見守り応援するのもいいものだ。

新種目の「パン喰い競走」では、吊り下げられた袋入りのパンを直ぐ喰いつけた人もいたが、揺られ
てなかなか喰いつけない人が多かった。喰いつきが悪く袋からパンをこぼしてしまった人もいた。
それでも子供から大人まで楽しんでいた。
「借り物競走」は見物する人たちも巻き込むので気を抜けない。競技者が借り物の名前を叫びながら
近づいてくると、見物者は素早く見つけて渡す。競技者はそれをもって一目散にゴール目がけて走っ
て行く。競技者がどこの町内会であっても応援してしまう。

暑さ対策としてクールボックスに入っている飲み物を取って喉を潤す。昼食のお弁当を美味しく頂き
ながら談笑が弾む。話題が病気の話になっていくのも仕方がない。

午後からはもう一つの新種目「〇×ゲーム」で始まった。大勢の人が参加したので、なかなか順位が
決まらない。26問でやっと3名が残った。問題が読み上げられるたびに、競技者だけでなく見物者も
一緒に考え、「〇だ」、「×だ」と叫ぶ。動きが少ないので運動会の種目としてどうかなと思う。
最後の種目は「町内会対抗紅白玉入れ」。制限時間内に球を掻き集めては投げるという動作を夢中
になって繰り返す。しゃがんだり立ったりするので、だんだん足腰は痛くなったが、町内会の人達が
一体となって心と力を合わせた共同作業に達成感を味わった。
籠に入った玉が100個以上になったところが続出したので、球を数える人は、一つずつではなく、
二つづつ数えるという省エネのやり方に変更。感心感心!

全競技終了後の後片付けは全員で協力して行った。
スタッフを務めた体育部長を始め、競技者の割り振りなどをされた役員の皆さんに感謝。
  


Posted by 中嶋 at 17:00Comments(0)中嶋

2017年08月11日

植物との共生

二ヵ月ぶりに、伸び過ぎた庭木の枝を切り落とし、雑草を取り除いた。
この時期の植物の生長力は本当に凄い!
昨年、電線に引っかかった枝を切り落としたが、1年経つと
木の至る所から若い枝が伸びこんもりとした森のようになっていた。
雑草も20cm以上伸び、地面が見えないほど。
このまま何もしないままでいると、家が雑草で囲まれてしまう。

そこで、暑いさなかではあったが、2時間毎に休憩を取りながら
3日間で大きなゴミ袋6個に取り除いた枝と草を収めた。
使用した道具は、鋸と小型のスコップと鍬。
草取りは地面にしゃがみこんで1本1本抜いたので時間がかかった。
立ったまま使える長い柄のついた鍬や、作業と移動が楽な車輪がついたチェア
もあるようだが・・・。
根が横に這った草は手で抜くしかない。
隣家の擁壁に生えた雑草、排水溝の周りの雑草も抜き取った。

植物にとっては、何もしてくれない方がいいかもしれないが、人間と共生する
には手入れが必要になります。
作業を終えた後の庭は、散髪屋さんで綺麗にしてもらったようで、実に清々しい。
ほっとする。
  


Posted by 中嶋 at 13:32Comments(0)中嶋

2017年07月14日

イーハトーボーのモノ語り

7月8日、合唱団こぶしの定期演奏会が岩見沢市文化センターで開かれた。
第二部はゲスト出演の「イーハトーボーのモノ語り」の初演。

宮沢賢治の「イーハトーボー」の世界を、東京在住の伝統芸能の再創造に
取り組む演出家三浦恒夫さんが、朗読、歌い、踊る。

宮沢賢治を彷彿させる帽子とマントをはおって、「星めぐりの歌」をあたたか
な声、豊かな声量で歌う。
「雨にも負けず・・・」を噛みしめるように朗読する。
「鹿踊り」と「鬼剣舞」では、腰の据わった、地べたをしっかり踏みしめる舞、
「トッー」、「ヤッセー」と力強い掛け声、宮沢賢治の世界を体現した迫真の舞。

三浦さんの演技をピアノ伴奏、風の音、蒸気機関車の汽笛などの効果音と照明
が一体となって支えていた。
ピアノは朗読と踊りでも背景音として、風の音は銀河鉄道の鉄道員に扮した
団員が手回し式の風起こし器で風を起こしていた。見事なチームワーク。

客席には小さな子どももいたが、宮沢賢治の世界にどっぷり入り込んだようで
シーンと静まり返っていた。終了すると大きな拍手が送られた。
朗読だけでない、歌唱と踊りも一体となった三浦さんの演出に感動した。
  


Posted by 中嶋 at 12:59Comments(0)中嶋

2017年07月06日

夢と感動のサーカスありがとう-8

―これからもサーカスから目が離せない―

目の前で繰り広げられた数々の迫力のあるショー。
息をのむ大技、特に命綱をつけれないオートバイのショーや空中大車輪など
は片時も目を離せない。「無事に終わって」と祈るばかり。
一つ一つの技が決まるたびに、客席から大きな歓声と拍手が湧き起きた。
ここまでできるようになるまで、どれ程の努力を積み重ねてきたのか知る由
もないが、落下などで怪我をしたのではないだろうか?
厳しい練習を耐え抜いてきたことに敬意を表したい。
それでもお客さんの要求は勝手なもので、さらに高度な技を期待する。
パフォーマは日々努力、新しい技に挑戦し続けなければならない。
これもパフォーマの宿命か・・・。

ショーを見て気づいたことがある。大勢の裏方がパフォーマを支えていたのだ。
大道具をテキパキと設営したり撤去する。落下してもすぐ対応できるように
ショーの傍で見守っていた。俺たちが付いているから安心して思い切って
やってくれという思いやりを感じた。パフォーマと裏方の熱い信頼関係に感動。

サーカスは非日常の体験だ。ワクワク感、感動は実際に観なければ味わえない。
木下サーカスは8月29日まで開演しています。ぜひ観に行かれませんか。

おわり。
  


Posted by 中嶋 at 11:47Comments(0)中嶋

2017年07月05日

夢と感動のサーカスありがとう-7

―驚嘆のジャグリングとオートバイのショウ―

直径7mの鉄球の中を3台のバイクが爆音を轟かせながら横に、縦に、斜めに
もの凄いスピードで駆け巡る。
2台のバイクは見たことがある。それだけでも凄いことなのに、今回は3台に
パワーアップ。
クロスするときは、衝突するのではないかとヒアヒアする。
照明が落とされると、ヘッドライトの灯りが光跡を描く。
お互いを信頼しあっているからこそできる命がけのショウだ。

アルゼンチン人のジャグリングは、小さなリングを交互に空中高く上げては掴んだり
首に通すという動作を目にも止まらぬ速さで繰り返す。
リングの数がもの凄い。10個ものリングを巧みな手さばきで操るのだ。
なんと帽子もジャグリングの対象にしていた。常識にとらわれない発想に感心。
照明が落とされると、点滅するこん棒を使ってのジャグリング。
手の動きが早くなるにつれて光跡が輪になってきた。見事な名人芸だ。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 10:59Comments(0)中嶋

2017年07月04日

夢と感動のサーカスありがとう-6

―奇蹟のホワイトライオン世界猛獣ショー―

円形のステージが鉄柵で囲まれ、4頭のホワイトライオンと4頭の茶色のライオンが
鉄柵に沿って並ぶと、ステージが狭く感じられる。
ホワイトライオンは世界に300頭しかいないそうだが、目の前に4頭もいるではないか。
しかも技まで見せてくれるというのだ。
一人の英国人調教師が8頭のライオンを毅然とした態度で指示する。まさに命がけだ。
調教師がムチをしならせると、横になったライオンの上をジャンプする、立ち上がり犬の
ようにチンする、樽の上に乗って樽回し、輪くぐりなど次々と披露。
それに加わらないライオンに対して調教師はムチと大きな掛け声で粘り強く促すと、
鋭い牙を剥いて低い声で吠え威嚇していたが、観念したのか、ショーに加わるとほっと
した。客席から安堵の拍手がおきた。

動物本来の動きを見せる旭山動物園の行動展示を思い出した。
ライオンの身体能力の高さを人前で見せることは、意に反することかもしれない。
人間と動物が折り合いをつけるには、愛情をもって粘り強く接するしかないと教えられた
ような気がする。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 13:36Comments(0)中嶋

2017年07月03日

夢と感動のサーカスありがとう-5

―可愛い象さんの曲芸―

ラオスからやってきた1頭の象さん。
長いお鼻でフラフープを回す、
台に乗り逆立ち、
2本の後ろ足でのっしのっしと歩くなど、
おっとりした象さんの器用な曲芸に拍手喝采。

そんな象さんを見て、昨年9月に帯広で開催された「北海道のうたごえ祭典」
で披露された合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」を思い出した。
太平洋戦争のさなか、名古屋の東山動物園は木下サーカスから4頭の象を譲
り受けた。日本各地の動物園の動物たちが軍の命令で次々と処分される中、
園長が必死に守り抜き2頭の象が生き残った。
戦後、その象を見たいと願う子供たちのために、日本各地から子どもたちを
乗せて名古屋に向かう特別列車が走った。その実話をもとに合唱構成が創ら
れた。

最近、木下サーカスが開催された福岡、京都、名古屋、横浜では、テント内
で、ぞうれっしゃを歌う合唱団がこの合唱構成を歌ったそうだ。コンサート
ホールで歌うよりも気分が盛り上がったに違いない。

サーカスと合唱のコラボ見てみたい!

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 11:01Comments(0)中嶋

2017年07月02日

夢と感動のサーカスありがとう-4

―地上15m決死の空中大車輪―

どのショウも素晴らしかったが、中でも四つのショウが印象に残っている。
最も興奮したのは日本初登場の「空中大車輪」。

長さ12mほどの鉄の骨組みの両端は人が入れるほどの輪になっている。
それぞれの輪に一人の男性が入り、歩くように動いて大車輪を回転させる。
かなりのスピード出てくると、輪の中の人が一瞬宙に浮く。すると、一人が
輪の外に出て輪の上で歩くように大車輪を動かすではないか!
それだけでも凄い迫力なのに、目隠しをしたり、縄跳びまでする。信じられない
光景だ! 超絶した技、バランス感覚、集中力に思わず息をのんだ。
あまりのスリルに客席からは悲鳴が上がった。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 12:55Comments(0)中嶋

2017年07月01日

夢と感動のサーカスありがとう-3

―サーカスはエンターテイメントだ―

サーカスはミュージカルと同様にエンターテイメントになった。
(1)進化したパフォーマンス
   新種目や難易度が上がった種目のダイナミックなパフォーマンスは息をのむほどで
   ハラハラドキドキ感動した。そんな中で定番のピエロや古典芸が見られたのは嬉しい。
   ピエロはショウとショウの間に出てきて緊張した心と体を解きほぐし和ませてくれる。
   客席のお客さんをステージに連れ出して手品のような技で客席を沸かせたりもした。
   サーカスになくてはならない存在だ。
   パフォーマの国籍はグローバル、日本人、アメリカ人、イギリス人、ロシア人、
   アルゼンチン人など。世界一流のパフォーマが一堂に会するのはめったにないことで、
   ワクワク感や楽しみが増した。

(2)優れた演出効果
   照明、音響、衣装も凝っていて、パフォーマンスを一層引き立てていた。
   オープニングでは、音楽に合わせてミラーボールが回ると、球形の天井一面がきらめく
   青空のようになった。その中で華麗なロープショウが繰り広げられた。まるで空中バレー
   を見ているようで夢の世界に誘われた。

(3)オリジナルグッズ
   ディズニーランドでも同じような光景を見かけたが、木下サーカスでもホワイトライオン
   などのぬいぐるみをはじめいろいろなグッズが売られていた。
   グッズを眺めたり持ったりすると、サーカスの一シーンが蘇る気がする。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 11:59Comments(0)中嶋

2017年06月30日

夢と感動のサーカスありがとう-2

-サーカス開演前の高まる期待-

会場は旧月寒グリーンドームの広大な駐車場。
地下鉄を乗り継いで福住駅で下車。会場まで徒歩10分とのことだが、始めて行く所なので
タクシーで向かった。途中、八紘学園の建物や農場を通り過ぎ会場に着く。

6階建てに相当する高さ20m、2千人収容の巨大な赤いテントが目の前にそびえ立つ。
まるで夢空間のようだ。
平日なので空いていると思ったが、開場1時間前にもかかわらず、入場者用のテント内は、
すでに数十人のお客さんが並んでいた。肌寒い日だったので、開場を今か今かと待っていると、
1回目の公演を見終えたお客さんがぞろぞろと出てきた。柔和な満足した顔つきで足取りも軽い。
これは期待できそう!
入場待ちの行列がだいぶ伸びてきた。老人施設や障害者施設の団体客は遠方からバスで
来ていた。小さな子どもからお年寄りまでみんな楽しみにして来たんだ。

開場、吸い込まれるようにテントに入る。中は温かい。見渡すと改めて巨大な空間を実感する。
中央に円形のステージ、その両端に空中ブランコ用の鉄の骨組み、客席は指定席と自由席に
分かれ、階段状の座席は素朴な木の長椅子。開演の頃には6割ほどの席が埋まっていた。

やっぱりサーカスは体育館よりテントがよく似合う。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 13:06Comments(0)中嶋

2017年06月29日

夢と感動のサーカスありがとう-1

-サーカスの虜になって-

世界三大サーカス、創立115年の木下サーカスが涼しい札幌にやって来た。
新聞のサーカスの広告を見るたびに観たい衝動に増してきた。
ついにその念願がかない、6月26日(月)の午後の公演に家内と出かけた。
鍛えぬいた人間の究極のパフォーマンスは、なんて素晴らしいのだろう。
夢と感動をいっぱいもらった。

最初にサーカスを観たのは、中学生の頃で60年前になる。
6月中旬の札幌祭に、狸小路と創成川の間にサーカス小屋が建った。
物珍しさから観に行った。確かキグレサーカスだったと思う。
どんな種目があったかは定かでないが、初めて見た「空中ブランコ」と「綱渡り」に驚いた。

大学生の頃は会場が中島公園に移っていたが、あの時の感動が忘れられず
再び観に行った。バイクがけたたましい爆音を響かせて球体の中を駆け巡っていた
ことをはっきりと覚えている。

会社員になって仙台にいた時も、2人の娘と体育館で行われていたボリショイサーカスを
観に行った。高速のジャグリングが印象に残っている。

そして、今回はホワイトライオンが見られるというので、動物大好きの家内も乗り気になり
2人で出かけることになった。

つづく。
  


Posted by 中嶋 at 15:33Comments(0)中嶋

2017年05月29日

スワン公園にヒグマ出没

5月になってから市内各地でヒグマの目撃情報が相次いでいる。
藻岩山でもたびたび目撃され自然歩道の一部は今も閉鎖中。
藻岩山南西の丘陵地帯にある南沢地区でもついに目撃された。
5月26日、もっとも身近な公園のスワン公園に出没した。

スワン公園は、休日に少年野球チームが練習で使っているものの、
平日は閑散としている日が多い。小さな子どもが走り回ったり
遊具で遊んだり、犬の散歩で訪れる大人を時折見かける程度。

当町内会では、夏休みのラジオ体操、パークリング大会、防災訓練
の会場として利用している。今度の日曜日にはそこでパークリング大会
が開かれることになっている。
昨秋、スワン公園に出没したときは、公園の入り口に立ち入り禁止の看板と
ロープが張られたので、様子を見に行ったら、立木に注意喚起の貼り紙が
あるだけで、公園は使えることが分かったのでほっとした。

ヒグマと人間の上手な共生はできないものだろうか。
  


Posted by 中嶋 at 16:58Comments(0)中嶋

2017年05月01日

須田勝彦北大名誉教授の逝去-家族手作りの温かな葬儀-

須田 勝彦北大名誉教授が4月25日、肺炎のため入院先の病院で
亡くなられた。
須田さんとは北大の同期で、同じ音楽サークルで共に活動したので、
悲しい知らせを聞いた時は驚いた。今年の年賀状では家族やお孫さ
ん達に囲まれた幸せそうな写真を見られたのに・・・。まだ71歳、
早過ぎるよ!

4月27日の通夜にはサークルOB・OGの3人と共に出席した。
受付をすませると、小さな可愛らしいお孫さんが傍に来て、想い出
の資料を手渡してくれた。奥様の心のこもった紹介文によると、
北海道大学での最終講義の様子を特集したものとのこと。こんな貴
重な資料がさっと取り出せるなんて凄い! 普段から夫婦間の意思
疎通がなされ、夫の仕事の良き理解者であったに違いない。

式場には北大総長をはじめ教育関係者の花輪が多かった。
式が始まる頃になると、150名以上の会葬者で式場は一杯。定年
退職してから8年も経つのにこれだけの人が集まるというのは、
須田さんの人徳もさることながら、須田さんを慕う幅広い人達との
温かな交流があったからだと思われる。

僧侶による厳かな読経の途中から焼香台が回された。法話が終わると
ご長女がお父さんの経歴と業績を紹介。葬儀委員長か司会者がなさ
れるものと思っていたので驚いたが、それが凄く良く感激した!
ご自身の言葉でしたためられたお話は、通り一遍の紹介とは違い、
身近に接していた家族だからこそ気づけたこと、共感したこと、誇
りに思っていることをエピソードを交えて堂々と話された。時折、
感極まって涙声になることもあったが最後まできちんと話された。
須田さんが北大の教職に就いてからも新年会などにときおり参加し
旧交を温めたが、教育にこれほど情熱を注いでいたとは知らなかっ
た。もっと聞いておけばよかったと悔やまれる。

専門の教育方法論の研究に留まらず、小中高のみんなに学ぶことを
好きになって欲しいという願いをもっていたので積極的に実践し、
その反応を研究に活かすといういいサイクルを回していた。特に数
学教育に関心をもち、全道の小中高大の教師・学生・保護者と共に
北海道地区数学教育協議会(道数協)では中心となって、「質の高い、
楽しくわかる算数・数学」の研究と実践を重ねてきた。
須田さんの授業は、枠にとらわれず、子供たちの目線にたって教材
や教え方を工夫した手作り感溢れる授業だったそうだ。

式が終了し退席する時、ご遺族が入り口に並び、一人一人に気丈にお礼を
述べていた。「元気出してね」と励ましのことばをかける人もいた。
もっと生きたかったと思われるが、立派な生きた証を残された。きっとその
思いは仲間たちや教え子によって受け継がれていくと思う。家族や孫たちに
囲まれて幸せな生き方をされたのではないだろうか。
須田さんとの出会いに感謝します。ありがとう。ご冥福をお祈りします。

  


Posted by 中嶋 at 14:12Comments(0)中嶋